飯田塾

港区三田において国語に特化した学習塾
難関校の中学受験対応!

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受付時間:15:30~22:00(木・日除く)

「ご馳走様」が言える子は、なぜ伸びるのか

どうも、東京・港区にあります入試国語専科 飯田塾の飯田です。

飯田塾は、国語に苦しむ中学受験生を救うべく、日々「中学受験国語とは何か」を考え続けている塾です。

どうしたら文章を正しく読めるようになるのか。

どうしたら問題を速く、そして正確に解けるようになるのか。

どうしたら得点を安定して取れるようになるのか。

そんなことを考えながら、毎日子どもたちと向き合っています。

今日は少し変わった話をしたいと思います。

テーマは、

「ご馳走様」の大切さ

です。

「国語の塾なのに、なぜご馳走様?」

そう思われるかもしれません。

でも私は、この言葉の中に、中学受験で本当に伸びる子の共通点が隠れていると思っています。

「ご馳走様」の本当の意味

皆さんは「ご馳走様」という言葉の意味をご存じでしょうか。

漢字で書くと「御馳走様」。

「馳」も「走」も、どちらも走るという意味を持っています。

昔、お客様をもてなすためには、遠くまで食材を集めに行かなければなりませんでした。

馬を走らせ、
市場を回り、
食材をそろえ、
料理を作り、
お客様の前に出す。

その一連の苦労や手間に対して感謝を伝える言葉が「ご馳走様」だったのです。

つまり、この言葉は単に

「お腹いっぱいになりました」

という意味ではありません。

この食事が自分の前に届くまでに関わったすべての人への感謝なのです。

野菜を育てた人。

魚を獲った人。

運んだ人。

仕入れた人。

料理した人。

配膳した人。

片付ける人。

そのすべてに向けた

「ありがとう」

なのです。

見えないものを想像できる子

私は長年、子どもたちの国語を教えてきました。

その中で強く感じることがあります。

国語が伸びる子は、

見えないものを想像できる子

です。

文章を読んだとき、

「この人はなぜこう思ったのだろう」

「この言葉の裏には何があるのだろう」

「筆者は本当に伝えたいことは何だろう」

そんなことを自然に考えます。

反対に伸び悩む子は、

書いてあることだけを追いかけます。

表面だけを見るのです。

実は「ご馳走様」と言える子にも同じ特徴があります。

目の前にある料理だけを見ていません。

その向こう側にいる人たちを想像しています。

だから自然と感謝の言葉が出るのです。

私はこれこそ読解力の原点だと思っています。

読解力とは、文字を読む力ではありません。

見えないものを想像する力

なのです。

成績が伸びる子に共通するもの

塾で子どもたちを見ていると、面白いことがあります。

最初から頭の回転が速い子が、必ずしも最後まで伸びるわけではありません。

むしろ大きく伸びる子には別の共通点があります。

それは、

素直さ

です。

わからないことを認められる。

教わったことを試してみる。

人の話を受け取れる。

こういう子は強い。

そして素直さの根っこには、感謝する心があります。

先生が教えてくれた。

親が送り迎えしてくれた。

家でご飯を作ってくれた。

勉強する環境を整えてくれた。

そういうことを当たり前と思わない子は、人から学ぶことができます。

学力は、実は「受け取る力」でもあるのです。

最近、少し気になること

最近、飲食店で食事をしていると、気になる光景をよく見ます。

料理が運ばれてきてもスマートフォン。

食事中もスマートフォン。

食べ終わったら無言で席を立つ。

もちろん悪いことではありません。

でも少しだけ寂しく感じることがあります。

食事とは本来、単なる栄養補給ではないからです。

誰かが時間を使い、

誰かが手間をかけ、

誰かが心を込めて作ってくれたものをいただく時間です。

そこに少しだけ意識を向ける。

その気持ちが、

「ご馳走様」

という言葉になるのだと思います。

子育てでも同じ

中学受験が近づくと、どうしても親は焦ります。

模試の結果。

偏差値。

過去問の点数。

志望校判定。

私もたくさんのご相談を受けます。

もちろん大切なことです。

しかし、子育ての本当の目的は何でしょうか。

偏差値60を取ることでしょうか。

第一志望に合格することでしょうか。

もちろんそれも大事です。

でも私は、その先にあるものの方がもっと大切だと思っています。

人の気持ちを考えられること。

感謝を言葉にできること。

当たり前を当たり前と思わないこと。

誰かの頑張りに気づけること。

こういう力は、一朝一夕では身につきません。

毎日の生活の中で育っていくものです。

そして不思議なことに、こういう土台を持っている子ほど、結果的に学力も伸びていくのです。

家庭でできる一番簡単なこと

では何をすればいいのでしょうか。

難しいことではありません。

まずは大人が言うことです。

食事が終わったら、

「ごちそうさま」

コンビニの店員さんに、

「ありがとう」

エレベーターを開けてくれた人に、

「ありがとうございます」

子どもは親の言葉を聞いている以上に、親の姿を見ています。

「感謝しなさい」と百回言うより、

親が一回自然に感謝する姿を見せる方が、ずっと伝わります。

教育とは、教えること以上に見せることなのかもしれません。

 

最後に

中学受験は、ただ問題が解けるようになるためのものではありません。

偏差値を上げるためだけのものでもありません。

人の気持ちを想像できること。

感謝を言葉にできること。

当たり前を当たり前と思わないこと。

そうした力を育てながら学力を伸ばしていくこと。

それこそが、本当の教育なのだと思います。

飯田塾で日々子どもたちを見ていると、最後に大きく伸びるのは、実はそういう子たちです。

食事のあとに自然と

「ごちそうさまでした」

と言える子。

その一言の中には、

読解力の種があり、

学力の土台があり、

人としての優しさがあります。

難関校に合格することは大切です。

しかし、それ以上に大切なのは、

合格したその先でも周りの人を大切にできる人になることではないでしょうか。

今日の夕食のあと、ぜひご家庭で言ってみてください。

「ごちそうさまでした」

たった六文字の言葉です。

けれど、その六文字の中には、子どもの未来を豊かにする大切な種が静かに隠れているように、私は思うのです。

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